2019.5.25
金刀比羅神社 改修工事
どーもニコです。
ただ今、新潟市中央区で神社の改修工事の管理をさせて頂いています。
ご縁を頂いたのは西蒲区安尻にある「三島建築株式会社」の三島さん、
そして何より金刀比羅神社様です。
金刀比羅神社の由緒:https://niigata-konpira.jp/free/yuisyo
建立150年と言われている本堂を守るために上屋が建てられているのですが、
それが雨漏り等によりボロボロになり、屋根と外壁の改修をすることになりました。
増築と修繕を繰り返してきたようで、土蔵造りの上から鋼板で覆ってあるなど、
なかなか神社の本体が見えなかったのですが、鋼板を剥がし、瓦を降ろしていくうちに、
徐々に神社の構成が見えてきました。
本殿は建立151年新潟港開港の年に建立されたとのことらしいのですが、
その後、本殿の前に土蔵造りの拝殿が建てられ、本殿を守るために土蔵造りの上屋が建てられ、
更に本殿と拝殿を繋ぐ、繋ぎの間が建てられ、最終的に全てを鋼板で覆っていたという状況でした。
そこから鋼板を剥がし、瓦を降ろし、土壁を剥いでいるところなのですが、中身が見えてくるほど、
とても興味深いことになっていて、写真だけではなく工事の進捗をブログで残していこうと思います。
解体工事で まずは外壁の鋼板を剥がします。
中からは土蔵造りの壁が現れてきましたが、同時に一部の構造も現れてきて、シロアリに食べられて
ボロボロであることが分かりました。
瓦を降ろすと更にボロボロなのが分かり、大工さんと相談し工事の方向性を変えることにしました。
まさに「開けてみないと分からない」という状況です。
でも、中の本殿はしっかり守られていてとてもきれいでした。
「この上屋は本殿を守るためにちゃんと仕事をしてきたのだな。」
と深く感じました。